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《空気を読む男》
前回、赤シソの件で空気を読む読まないという話になりましたが、子供とはえてして空気を読まない(読めない)ものです。
まぁ読めていれば公共の場で《ちんち◯》だの《うん◯》だのという単語を、例えて言うなれば
「ウルトラソウル!!!!」
くらいの勢いでシャウト出来ないと思うのですが、幼稚園に通い始めたはっくも、その辺りの線引きはまだまだです。
さて、元々はっくは臭いの変化に敏感なのですが、少しでも気になる臭いを感じると
「くさっっ!!」
というクセがありました。
ワタシも嫁様も事あるごとに注意をしますが、一向に耳を貸そうとしません。
そんな日々が続く中、ある変化の兆しが訪れました。
ある日、マンションの定期検査のために業者の方が来られました。
ワタシはその日仕事で不在だったのですが、その業者さんの足が・・
古今東西稀に見るほどのバッドスメルだったそうです。
はっくは基本人見知りですので、隅っこの方に隠れていたようですが、部屋中あまねく広がる臭いの触手をすぐさまキャッチしました。
そして半ば反射的に
「くっ・・」
と口から出そうになっているはっくを、業者さんの相手をしながらメデューサのように睨み付ける嫁様。
そしてはっくはそのアイコンタクト(無言の脅迫とも言う)にコクコク頷くと、両手を口に重ね、最後まで耐え抜いたそうです。
・・ダシにされてしまった業者の方には大変申し訳ないのですが、この一件を機に、はっくが事あるごとに
「くさっっ!!」
と言うクセはあまり出なくなりました。
空気を読めるようになったかと言えば、ちょっと違う気もしますが・・
様々な経験を経て人間は成長していくと言う事でしょうか(重ね重ね業者の方、スイマセン)。
ちなみにそんなはっくさんは現在リビングにて、ライザッ◯のテーマソング
「どぅわっどぅわっ、どぅわっどぅわっ・・」
と口ずさみながら
「ててーてーててーてーててーてーん♪♪♪」
というクライマックスでちんち◯を見せつけて楽しんでいます。
ライザッ◯はちんち◯のビフォアアフターを見せつけるものではありませんし、そんなものを見て爆笑しているのはとっとさんだけです。
って言うか・・公共の場でやったら捕まるぞ、ソレ・・。
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