第5巻・はっくの言語、1月編

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ちなみに、パパママという呼称の近くに位置するのは 「じぃじ」 「ばぁば」 ですが、これはまだ難しいらしく、こちらから 「じぃじ(ばぁば)は?」 と水を向けないと言いません。 「じぃじ!」 と呼ばれて 「おうおう、じぃじやぞー」 と頬を緩め、嬉しそうな表情を見せる我が父S夫ですが 「じじぃ!」 と呼ばれると 「じじ……お、おう……」 と急激なトーンダウンを見せるところが密かにワタシのツボだったりします。 やはり2歳に入って使える単語の量が増えてきたはっくですが、パパママ以外にも次のような単語が使えるようになりました。 「ショベルカー=ガー」 「ゴミ収集車=しゅーしゅーしゃ」 「消防車=しゅーしゅーしゅーしゃ」 「電車=しゅっしゅー」 「車=ブーブー」 「バス=ばしゅー」 「アンパン○ン=あんぱん」 「犬=わんわん」 「ライオン=がうー」 「バナナ=ばーだ」 「おにぎり=ぎり」 …主なところではこんな感じです。 ちなみにあんぱんは 「パパ」 より早く習得しましたから、国民的ヒーローにちょっとジェラスィです。 ゴミ収集車と消防車は以前は共に 「しゅーしゅーしゃ」 でしたが、彼なりに変化をつけようとしたらしく、消防車は 「しゅー」 が一つ増えました。 何となく本来の名前から一歩遠ざかった気がしないでもないですが、まぁ良しとしましょう。 はっくは片手に収まるくらいの大きさで、バックさせて手を離すと前に進む消防車のオモチャを持っていますが… タイヤをガジガジ噛まれているため、ものすげぇ蛇行運転です。 こんな生まれたての小鹿みたいな動きをする消防車がいたら、非常に怖いと思います。
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