第16巻・公園と海とメンズブラ

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予定日を10日後に控えた3月11日。 週1回になっている検診で 「早ければ今日、明日には産まれるかもしれないねぇ!HAHAHAHA!!」 と言われたという嫁様の言葉で、にわかに緊張が走る当家の面々(はっく除く)。 「今晩かな?」 「今晩かもしれんな!!」 「今晩あたりじゃねぇの!?」 と根拠もなく、夜中に陣痛が始まる事を前提に言い続けている間に日にちは過ぎ… ついにはワタシの誕生日(3月16日)まで越え… 満月の日には産まれやすいという都市伝説(満月は3月17日)さえ打ち破り… 産まれてくる気配はありません。 基本4週6休のワタシは、検診のあった3月11日から始まる1週間の間に休みが2回あり 「(もしかしたらどちらかの休みにはもう産まれているかもしれないぞ)」 と密かに妄想を膨らませていたのですが、そんな親の心は知らず 「外はまだ寒いから出る気はないぜー!ひゃふー♪」 とばかりにモッコスモッコスと嫁様の胎内で動き回っている第2子…。 コイツ… 出てくる気はあるのでしょうか…。 結局何もないまま迎えた2日間の休日。 「安静にしているよりは動いた方が良い」 という嫁様の意向もあり、2回の休みのうち1回は広い公園(長い滑り台がある所)へ。 もう1回はお買い物兼、近くに広がる海を見に散歩がてら出掛けてきました。(あくまでも何かあった時にすぐ動ける近場ではありますが) ↓ドキドキする親の気持ちとは全く無縁で、ダラダラと家庭菜園用の土を弄ぶはっく氏。 彼はその昔、背後にある網戸を何に追われていたのか、全力で突き破ってベランダに飛び出したツワモノです。 image=484416418.jpg
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