第16巻・公園と海とメンズブラ

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しばらく海をぼえ~…と眺めていたはっくでしたが、彼的には海より海岸に敷き詰められた石の方が気になるらしく、再び白い大理石よ海岸へと戻ります。 待機していた嫁様と合流し、しばらくはっくを遊ばせていたのですが、ふと嫁様が空を指差しました。 その先に視線を動かすと、カイト(スポーツ凧と訳される?)が遠くの方で気持ち良さそうに空を舞っています。 「いつかアレやってみたい」 とでも言うのかな?と嫁様の発言を予測したワタシでしたが、口を開いた嫁様の言葉は予測の斜め右上を飛んでいきました。 「ねぇ、アレってさぁ。メンズブラに似てるよね。楽○で売ってるヤツ」 確かに女性のものと違い、男性が着用するブラは形が鋭角ですので ※メンズブラについての知識があるのは、別エッセイの影響であり、ワタシが着用しているからではありません。念のため。 そう見えなくもないですが、空飛ぶメンズブラ… しかも○天販売品限定…。 「ようし!記念にブラの写真を撮っておこう!」 と乗っかっちゃうワタシもワタシなのですが、空を縦横無尽に飛び回るカイト(我々夫婦的にはメンズブラ)を 「あのブラ、動きが速えぇな!!」 などと言いながらフォーカスしている間、うちの小僧は足元でドベシャア!!と豪快に転げ回りながら、石を打ち鳴らして遊んでいました。 途中、さすがに 「ブラの写真に夢中になりすぎ」 と嫁様に注意され 「ごめん、ごめん。なんとか撮りたくって」 と謝りましたが、後から吟味すると事情を知らない方が聞けばかなり危ない会話だと思われます。 ↓小さいですが、画面中央のフライングメンズブラにご注目image=484901330.jpg
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