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「新入生！名前が書いてある椅子に座れ！」
楓と話していると前から先生らしき人の声が聞こえて、私達はその指示に従った。
「今から入学式だからな！名前順に入場します」
男の先生はそう言い、黒板にこれからの予定を書き始めた。
あの人が担任の先生かな？、なんて思いながら教室の中を見渡す。
楓は、森園だから後ろのほうに座っていた。
ちなみに私は、白石 美桜(しらいし みお)だから前から14番め。
前でもなく、後ろでもない席。
教室を見渡していたら、何人かの男子と目が合った。
目が合ったのはいいんだけど、なぜか合った瞬間にバッと逸らされてしまった。
……変な顔、してたかな？
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