同じ制服・同じ学校

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入学式は思っていたよりも短く終わり、今私達は、1-3と書かれている教室にいる。 「三谷先輩、手振ってなかった?」 楓と教室の窓から顔を出し話していた。 「うん。気付いてくれたみたい」 「幸せ者!」 楓が私の頬を指でグリグリ押し付けた。 これは楓の癖。 「痛いってば!」 「でもさ、本当にカッコいいね!話に聞いてたよりも全然カッコいい!」 私の「痛い」はスルーして、話は先輩のこと。
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