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「じゃあー次で最後かな?」
そんな事を考えていると自己紹介が終わりをむかえていた。最後を飾るのは女子か。
「はい!横山 美空(ミク)です。中学はバスケットをしていました。高校でも頑張ってインターハイ目指します!よろしくお願いします!」
元気にハキハキ話すこの女子、俺に最初に話しかけてきた奴か。髪は後ろに束ねていて、黒。身長は160前後、か。バスケのポジションどこだろ。
そんな横山さんの表情はどこか嬉しそうで、楽しそうな顔をしている。俺とか後ろの陸奥さんとは真逆、この高校生活を楽しもうと考えている奴らと同じ顔だ。
ボーっと見ていると横山さんと目があった。すると横山さんはサッと目を離す。
さっきは自分から話しかけてきたのに?
「じゃ、自己紹介も終わったし今日はこれで解散ね!前に時間割のプリント置いておくから各自取って帰るように。以上、解散!」
え、普通配るだろ?
そう思ったが先生は足早に教室から出て行った。先生も俺と同種なんじゃね?
先生が出て行ってからは時間割を取りに行ったり、周りのクラスメイトと喋ったり、早々に帰ったりと教室の中がざわつき始めた。
という事で帰る。時間割とって。
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