第1話

ありがとう。

途中スーパーで惣菜を買ってから帰った。

俺「やっぱり顔色が悪いぞ？」

智子「疲れのせいよ。」

俺「無理はするなって言ったのに無理するからだ。」

智子「今デザインしてる時計を早く完成させたくて。」

俺「今日は早く寝るんだぞ？」

智子「少しだけやったら寝るわ。」

俺「身体が悪くなったら、デザインも出来ないぞ？」

智子「そうね。気をつけるわ。」

微笑みながら言ってるが、
無理をしてるのが解った。

智子は夕飯もほとんど食べてなかった・・。

俺は心配で仕方なかったけど、
智子が大丈夫って言ってるからあまり言うのはやめておいた。

智子「そんな心配そうな顔、祐介らしくないよ？」

俺「バカ、ならさっさと寝ろよ。」

智子「わかったわ。」

笑いながらそう言った。