君がいてくれたから

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勉強道具を出して、勉強を始めるとひそひそ話が聞こえた。と言っても私に聞こえるように。 「ねーねー。まーた勉強してるよ。」 「なんか、受験生なのにあんた達は勉強しなくていいの?って言ってる感じで嫌味っぽいよね。」 「優等生だからって調子乗んな!」 実は私は、学年で…と言っても1クラスしかないケド、トップに近い。だから志望校も結構上を狙ってる。でも、そんな陰口を聞くと集中できない。 ガラッ… ドアが開いた。担任だ。 「みなさん。おはようございます。今日から3年生ですが、受験という難題があるので、しっかりそれを自覚して、勉強など頑張っていきましょう!今年もよろしく。あとそれと、転入生を紹介します。」
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