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意外にも俺のものはいきり立っていた。
温みにあてがい、強張る体を一気に貫いた時、ほのかに漂った独特の匂い。
あいつとの、情事の残り香。
俺は喉から手を離した。
「――……」
空気を貪り、深呼吸しかけた唯のタイミングに合わせて突き上げると、息を詰まらせて彼女は呻く。
「……い……やっ、子供が――止めてえっ!!」
歪む顔を見つめ、無我夢中で責め立てていた。
君の悲鳴が心地好いよ、唯。
何十回と叫ばせた頃、ふらつく唯を起こし、壁に手をつくよう言った。
薄暗がりの中で唯から離れた時に浅く糸を引いた粘液には、僅かながら赤いものが混じっている。
「……何、する……の」
「黙ってやれ」
傍らのサイドボードから取り出したものを装着し終えた俺は、唯の脚を広げて腰を捉え、尻を掴んだ。
「気持ちいいこと、好きなんだろう?」
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