二月、第二金曜日

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 ――ふしだらな女だ。  あいつに汚されて傷つき、俺の腕の中で泣きじゃくっていた日は、君にとってもう過去の一ページなんだろうか。  それどころか。  その後も一度自ら体を委ねる過ちさえ犯した君は、あれから数ヶ月経った今日もまた、同じことを。 「この先何度でも、あいつに抱かれて悦ぶんだろう?」 「――そんな」 「違うか」  目を見開く彼女のほっそりとした首を左手で掴む。 「一回死ななきゃ、君の浮気性は治らんらしい」  指の下で頸動脈が蠢いている。俺の指を剥がそうとする手を払いのけ、血管を圧迫する力を強めた。 「や……くる……し……」  口を開けて苦しみ足掻く姿に、頬が緩む。  今の君には、侮蔑と屈辱しか与えたくない。  ベッドに上がって腿を割り、茂みの奥に指で触れた。そこはまだ気怠そうに潤み、熱を持っている。 「濡れてるよ」 「……ぐ、……」 「立て続けに二人を相手にしてみるか、唯」  首を押さえたままシューズを脱ぎ捨て、タイツを下ろす。
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