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――ふしだらな女だ。
あいつに汚されて傷つき、俺の腕の中で泣きじゃくっていた日は、君にとってもう過去の一ページなんだろうか。
それどころか。
その後も一度自ら体を委ねる過ちさえ犯した君は、あれから数ヶ月経った今日もまた、同じことを。
「この先何度でも、あいつに抱かれて悦ぶんだろう?」
「――そんな」
「違うか」
目を見開く彼女のほっそりとした首を左手で掴む。
「一回死ななきゃ、君の浮気性は治らんらしい」
指の下で頸動脈が蠢いている。俺の指を剥がそうとする手を払いのけ、血管を圧迫する力を強めた。
「や……くる……し……」
口を開けて苦しみ足掻く姿に、頬が緩む。
今の君には、侮蔑と屈辱しか与えたくない。
ベッドに上がって腿を割り、茂みの奥に指で触れた。そこはまだ気怠そうに潤み、熱を持っている。
「濡れてるよ」
「……ぐ、……」
「立て続けに二人を相手にしてみるか、唯」
首を押さえたままシューズを脱ぎ捨て、タイツを下ろす。
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