紫のキオク

4/6
前へ
/29ページ
次へ
明け方 母親が迎えに来た 「困るんですよ!!一体何度目だと思っているんですか!?」 「すいません…本当にすいません」 …この時の母親を見るのは少しイライラする 「×××…帰りましょう」 そして俺は自宅へと帰る 「お母さんまた仕事に戻るけど…」 「勝手にすれば」 俺の家はシングルマザーだ なので家計の収入は母親の仕事のみだ 収入の為すぐに仕事へと戻る 「じゃあ…行ってくるね」 迷惑をかけちゃいけない 母親が仕事をしなければ生活が出来なくなる そんなの頭の中ではわかっている しかし日々の退屈が嫌で嫌でたまらない
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加