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「伍長が一番の稼ぎ頭だが、親方がそう言われた
そうです。」
少佐が付け加える。
「そうか、親方にも感謝しないと。明日も世話に
なるだろうから、作業が終わったら良く休んでく
れ。」
ヴィルヘルムは労った。
現場から離れようとした時
「♪♪♪」
ヴィルヘルムの衛星電話が鳴った。
「私だが、」
『あ、殿下ですか?先程のキーファーヒューゲル
少尉であります。』
「おお、少尉か。どうした?」
『今、水道局なんですが、約束も無く来て無理言
われても困るとグチグチ言われまして、』
「うん、そうか。5分~10分時間くれ。一旦切る
ぞ」
ヴィルヘルムは電話を切ると、どこかへ電話し
た。
相手が出ると
「やあ首相。ヘンリオンのヴィルヘルムです。先
日はどうも、」
数分会話すると、少尉にかけなおした。
「多分上層部から電話行くと思う。それでもグダ
グダ言って来たらもう一回電話くれ。私が言って
やる。」
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