第3話 Kinderträume 

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「ふむ」 「大きい側面は終わりました。後、ドア部分と窓 枠ですかね。」 図面を指し説明する。 「そうか、午後には持って行けそうか?」 「あー、コンテナは何とか出来そうですが、備品 調達してる隊員が夕方じゃないと戻って来ないの で結局明日以降になるかと」 「設置に関して問題は?」 「電力は設置した太陽パネルから供給出来ます が、問題は水関係かと」 「給水車を1台廻すのは?」 「うちのですか?それは厳しいですね。ギリギリ で稼働してますから。」 「んー…水が無いと洗浄したり器具の滅菌が出来 ないだろうしなぁ」 「こちら(クルス)の水道局に頼んで1台廻して 貰うのは?」 少尉がコーヒーを飲みながら提案してみる。 「どれだけ使えるか、性能もどんなもんか知らん しな。医療関係で、1台使うとしても、難民キャ ンプの人達か使うのでもう1台…」 ※ヘンリオン軍の給水車は海水、河川、プールの水等、水があれば浄水して飲料水に出来る高スペック、最新式
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