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「ふむ」
「大きい側面は終わりました。後、ドア部分と窓
枠ですかね。」
図面を指し説明する。
「そうか、午後には持って行けそうか?」
「あー、コンテナは何とか出来そうですが、備品
調達してる隊員が夕方じゃないと戻って来ないの
で結局明日以降になるかと」
「設置に関して問題は?」
「電力は設置した太陽パネルから供給出来ます
が、問題は水関係かと」
「給水車を1台廻すのは?」
「うちのですか?それは厳しいですね。ギリギリ
で稼働してますから。」
「んー…水が無いと洗浄したり器具の滅菌が出来
ないだろうしなぁ」
「こちら(クルス)の水道局に頼んで1台廻して
貰うのは?」
少尉がコーヒーを飲みながら提案してみる。
「どれだけ使えるか、性能もどんなもんか知らん
しな。医療関係で、1台使うとしても、難民キャ
ンプの人達か使うのでもう1台…」
※ヘンリオン軍の給水車は海水、河川、プールの水等、水があれば浄水して飲料水に出来る高スペック、最新式
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