第3話 Kinderträume 

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「では最低でも2台で、最高何台借りれるか掛け 合って見ます。」 少尉がそう言うと、タブレットをしまい出て行こ うとしたので、 「あ、何かゴネたりしたら直ぐ私にメールでも電 話でもいいから連絡くれないか。早急に対処す る。」 とヴィルヘルムが声をかけた。 少尉は爽やかな笑顔で 「はい!ありがとうございます。困ったらそうさ せて頂きます。失礼致しました。」 と、一旦戸口の前まで来ると振り返り 「あ、コーヒーご馳走様でした!」 礼を言うと帰って行った。 「やべぇ、良い子だなぁ、和む」 (私の周りはコンラートとかフリードリヒみたい なのしか居ないからなぁ) ほのぼのとしてヴィルヘルムは、残りのコーヒー を飲み干した。 作業現場 「ガイスラー少佐」 「おお、殿下。お疲れ様です。」 コンテナの作業場に行くとガイスラー少佐が作業 を見守っていた。 「どうですか?」 「ええ、指示されてぶち抜いた箇所は全部終わり ました。今はバリを取ってる作業です。」
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