~自動販売機~

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皆さん、当たり付きの自動販売機という名の自動販売機をご存じでしょうか… 『知ってる~!!』 ほぉ…(_´ω`)ご存じですか、流石ですな。 あれは数年前の出来事でしたか… ←(おい!なんかコイツ語り出したよ!?) 私は夜、無性に喉が渇いた事から家の近くの自動販売機へと繰り出したんですよ… 辺りは暗闇、墓も数10km位先にもあるし、どこからか犬の泣き声も聴こえましてな… 私は物凄く恐くなかったんですよ…←(はぁ?) 歩きましたよ私…暗闇の中をただひたすらとね…。 するとどうでしょう… 自動販売機が見えてきたんですよ… ビックリしました~私、何故って?それは今だに謎なんですよ妙な事に… 誰か教えてくれませんか? 話がそれましたか…失礼。 そして私は無事に何事もなく自動販売機に辿り着きました… といっても自動販売機までの距離は10m位しかないし、時間にしても約30秒位ですかね。 ………。 私は財布から100円玉と10円玉を探しました… しかし… 見つからないんですよ妙な事に… 出てくるのは10円玉によく似たアイツばかり… やっと見つけたと思えば明らかにさっき取り出したアイツが出てきやがる… イライラしてきました私… 時期は夏…自動販売機の周りには狂った様に飛ぶインセクトの嵐も嵐… 私は大の虫嫌いなんですよ、自動販売機に来たら目にも止まらぬ速さで好みのジュースを買い、そして瞬く間にダッシュで走りさる… しかし、この時ばかりは駄目でした… 正に今刺されているのではないのか? コレを考え出すと気持ちの悪さから妙な脂汗が出てくるから大変… しかし急ごうにも銭が出てきやがらない! 夜中の自動販売機の前、もう子供ではない男が一人で自動販売機の明かりを頼りに財布を広げ、チャリチャリと財布を揺らしながら銭を探す… ある意味夏の怪談である… この光景を見たらハマキの灰をこぼしながらマッカーサーも逃げ出したであろう… それほど当時の私はチャリチャリと財布を鳴らしていたのである…
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