第1章 ショコラな私

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うすぐらい寝室……セミダブルのベッド。 スヤスヤと気持ちいい彼の寝息。 なんだか腹がたってきた私。 彼は関係ないって……分かってるけど。 シャワーを浴びてからベッドの上掛けをめくって、するっと入る。 暖かい、落ち着く。 ふと彼の手が動き始めた。パジャマのシャツがめくられる私。 彼の手を抑えこむ、坊主のせいでまだ意地悪気分な私。 バカ坊主め、明日からどうしてやろうか。 でも彼への意地悪な気分は、どこかに飛ばしちゃお。 まだ寝ぼけてる彼、なんだか可愛くて……私の悪酔いも、きれいになくなった。 二人でねっとりとキスしながら、チョコレートが食べたくなった私。
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