第1章 ショコラな私

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水曜日は一応、ノー残業デー。 5時30分公務終了、立ち上がりかける私。 「優菜! これコピーたのむ」 心の中で「くそ坊主」 コピー機に職員証をかざし起動させる。 彼がニャニヤしながらコピー機の横を通り過ぎる。 彼はこれから食事の準備、ちょっとくらい遅く帰るほうがいいかも、私。 かなり多めのコピーを坊主上司に渡す。 「優菜、サンキュー! 今日は飲みたい気分だな、行こうか」 なにを言ってるんだか…ほんと疲れるやつです。 「優菜だいじょうぶ、今日は、ほどほどにするから」 もー、ほどほどで済んだことなんてないじゃん。 こまった私!  仕方なく、役所近くの居酒屋直行。
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