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やっぱり、ほどほどなんかで済まない。坊主上司はベロベロ。
「ゆ、優菜ぁ、おまえはいいやつだなぁ、いつも付き合ってくれて…」
そう思うなら、はやく解放してくれ。
「ゆ、優菜ぁ、おまえが男だったらよかった」
どうして私が男になるといいのよ、女のほうがよっぽどいいわ。
タクシーが来た! やさしそうに振舞いながら、強引に坊主を後部座席に押し込む。
助かったー、私。
明るい居間で、寝ていた彼。男にしては長いまつげ、これは好きかも。
太い腕や背中の筋肉、これはキライ。
腹筋もかなり割れてるぽい、太腿の筋肉もすごい、これもキライ。
そんなことより、チョコの香りに包まれた彼が一番。
かなり酔いが回ってきた、明るすぎるLEDを完全に消してしまい、暗闇の中で彼の唇を探す。
徐々に大胆になる、もうなにも着ていない。エアコンがよく効いていて気持ちいい私。
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