第1章 ショコラな私

9/11
前へ
/40ページ
次へ
年度末がもう目の前。 超多忙なシーズンに突入、ほとんどの工事も完成直前で、精算変更やら、なにやらドタバタな私。 エンドレス残業で、坊主上司と一日十三時間も一緒。 心底疲れる。 もちろんアルコール無しで帰る。 抱きしめられると、彼の身体大好きになる私。疲れたときの抱いてくれる男はほんといい。 身体も神経もがたがたのこの季節は、親しんだ匂いがいい。 チョコレートを二人で食べあう、トロトロな私は、めちゃショコラ。 ショコラな私を食べつくす彼、食べられるのってシアワセ。 翌日の夜、もちろん残業中。 「優菜! 今日は仕事これぐらいで…軽く行こう」 私も飲みたい気分、国庫補助金と市単独金との案分表の作成疲れてた…。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加