第1話

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町がバレンタインデーで賑わいにあふれる時期。 『陽誉さん、バレンタインデーって何?』 その時、まだよく知らなかった私こと朝霧 那乃葉は、母である陽誉に聞いてみた。 陽誉は、笑うと「好きな人やお世話になっている人にチョコを渡して思いを伝える日かな。」 そう教えてくれた陽誉に私は、考えふと頭に思い浮かべた人物を声に出してみた。 『鷹葉と鷹兄かな?』 すると聞いていた陽誉が目を見開いて苦笑いを浮かべていた。 (鷹葉君、可哀想。鷹斗君と同等扱いで…。) その時、鷹葉の気持ちを知っていた陽誉はそう思った。
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