紅の月

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無駄だと分かっていたが、ユウが繋がっている相手が成実だと分かって欲しかった。 普段とは違う成実にユウは戸惑っている様子だが止める気配は無い。 いや、寧ろ楽しんでいるようだった。 成実は激しく動いては止まり。 また動く。 それを繰り返した。 しかし、ユウも成実の胸を更に弄ぶ。 更に快感を耐える為にユウが下から突き上げる。 成実は果てそうになるのを我慢したが、ユウに激しく突き上げられ真っ白になった。 ぐったりとユウの上に倒れ込む成実をユウが優しく抱き締めた。 「成実、大丈夫か?」 その言葉だけで、成実は十分だった。 今、肌を重ねている相手が自分だとユウが分かってくれている。 荒い息で成実は答えた。 「…はい。ユウ様」 ユウは目隠しを自分で外し成実をじっと見つめると初めてふっくらとした形の良い唇を奪った。
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