始めの一歩、末の千里?(>3<)/。・゜゜・

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靴下を脱ぎ構える。 久しぶりの感覚に体が震える。 「振ってみなよ」 体が覚えている。 息が弾む。 俺はやっぱり、剣道が好きだ。 「どう?」 「入部、希望します」 「ホントに?良かったよ。部員がカツカツだったからさ。ありがとう」 「俺の方こそ、ありがとうございます。大事なこと、思い出せました」 それからの俺は、弱小と言われるこの剣道部で、懸命に腕を磨いた。 時には出稽古もいとわず、ただがむしゃらに。 強くなりたい!その一心で… その甲斐あってか、俺はあっという間に、県で一・二を争うほどの、高校生ではかなりの強さで有名になっていた。 こうなったら県でトップになり全国で… 回りの期待が誇らしく、夢は膨らむ一方だった。
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