始めの一歩、末の千里?(>3<)/。・゜゜・

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そんなある日――― 「中学と合同合宿練習?」 「そっ…地元の中学生とね。毎年恒例なんだ。みんな流水に憧れてるらしいからさ。相手してやってよ。頼んだよ」 主将の言葉に、この時の俺は『無意味だな』と真っ先に思っていた。 中学との合同なんて意味があるのか? こっちはボランティアじゃないんだ。 面倒くさい…こんなこと意味がない と。 俺より強い相手は、全国大会くらいにいかないとお目にかかれないだろう。 そんな暇があるなら、筋トレしている方がマシだ。 俺は強くなりたい! 時間の無駄でしかない! そんな俺の心理を読んだのか、主将は俺を見てニヤッと笑う。 「なかなか面白いよ」 「そう…ッスか…」 目を逸らす俺に 「いいことあると思うけどなあ」 意味深な物言いをする。 「いいこと?」 「まあまあ、お楽しみだ」 ちっとも楽しみ気分になんかならないッスけど?
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