【銃の各部】

2/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
【銃身(バレル)】 - 発射された銃弾が通る管状の部品。 腔綫(ライフリング)が施される物が多い。 また弾倉回転式(リボルバー)のものは、銃身とシリンダーの間には少しだけ隙間がある (鉛などの弾丸を使用したときに削れてしまい、全弾撃ち終る前にシリンダーが銃身との間の鉛のくずで動かなくなってしまうのを防ぐため。) この隙間を、シリンダーギャップと呼び、大きければ大きいほど銃口初速が低下する。 【銃口(マズル)】 - 銃身の筒先で、銃弾が飛び出す部分。 反動を軽減するために穴を空けたものを銃口制退器(マズルブレーキ)と呼び、発砲炎を消すため、または少なくさせるためのものを銃口消炎器(フラッシュサプレッサー)と呼ぶ。 【腔綫(ライフリング)】 - 銃身の腔内に施される、螺旋状の溝。 銃弾を回転させ、精度を増す作用を持つ(ジャイロ効果)。 【薬室(チャンバー)】 - 遊筒により運ばれた銃弾が詰められる部分で、銃身の後端にあたる。 銃身よりも直径が大きく薬莢の厚さくらい広く作られている。この直径と薬莢の直径の差をチェンパーギャップという。弾倉回転式銃では シリンダー内の実包が収まる部分を言う。 【遊筒(ボルト)】 - 一般に銃身の後ろにあって、銃弾を装填したり、排出するために働く部品を支えている金属のこと。 【照準具(サイト)】 - 照準をつけるための部品。 照準具のうち、銃の前方にあるものを照星(フロントサイト)、後方にあるものを照門(リアサイト)という。 クレー射撃などに用いられる散弾銃には照門が存在せず、自分の目がその代わりとなる。 【二脚(バイポッド)】 - 銃を地面などにつけて支えるための脚で、二脚のもの。 三脚のものは、トライポッドと呼ばれる。 軽機関銃でよく用いられる。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!