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テーブルに置いてあった
携帯を取ってみても
奈緒から連絡が来た様子はない。
ということは…
奈緒は青海の家にでも
泊まったって事なんだろうか。
時計の時刻は
深夜3時。
小さくため息を
吐き出しながら
すっかり汗だくになった
シャツを脱いで
煙草に火をつけた。
もうこんな夢を
見たくはないのに。
きっと絵里は
俺を恨んでいるんだろう。
だけどあの時は
もうそうするしかなかった。
絵里の求める男が
俺じゃない事に
気づいてしまったから。
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