決定打

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「あき…ひと…」 「うん」 「あ…秋人と出会ったのは… 大学のサークルでした。 私より2歳年上で… 寡黙で争いごとが大嫌いな 心の優しい人だった…」 「うん」 そこまで言って またひとつ深呼吸した。 それでも、琉惺以外の誰かに 秋人の事を話すことで この壁をいつかは乗り越えたい。 その思いだけで私は 言葉を紡いで行く。
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