決定打

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何度も泣きながら 秋人に電話した夜。 そのたび秋人は 「困った子だね」と言いながら 私が泣き止むまで 付き合ってくれたのに。 「だけど…。 秋人に逢えない寂しさを 私は…友達と飲み歩く事で 紛らわすようになりました。 あの日も… 私は友達と飲みに出ていて 家を留守にしてて…。 秋人がイベントの打ち上げを 抜け出してまで 私に逢いに来てくれたのに…」 蘇る記憶。 途端に震え出すこの身体。
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