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「仕事も忙しかったし、
色々な意味で精神的に
疲れていたんだろうって
彼のご家族は言ってくれたけど
あの日…私が友達と
夜通し飲んだりしていなければ
秋人は…きっと今頃…
優秀なイベントディレクターに
なっていたはずなのに…」
泣きながら言った私の髪を
和成さんは優しく撫でながら
呟いた。
「じゃあ奈緒が
今の仕事を選んだのは
…彼の夢を継ぐため?」
その質問には黙ったまま
小さく頷く。
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