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和成さんから聞いた
絵里さんと琉惺の過去。
それを知った時、
私の中に初めて感じた
感情に戸惑った。
頭ではずっと分かっていたし
私自身も秋人の存在を
ここから消せないのに。
あまりに矛盾した
自分の気持ちに
どうしていいのか
分からなかった。
あのまま和成さんに
抱かれてしまえば
その場限りで虚しさから
解放されたかもしれない。
だけどそれは出来なかった。
…初めて…。
この身体が男を
拒んでしまったから。
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