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今朝…。
あのままバスルームに
残された文字を
見つめながらでも
琉惺に抱かれたら
私はたぶん…
全身で琉惺を求めただろう。
けれど、それは
あまりにも悲しすぎて…
出来なかった。
だから突き放すしか
なかったんだ。
イラつきが抑えられないのか
爪を噛みながら
仕事をする琉惺を
見つめながら…
私はこの想いを心の奥底に
静かにしまい込んだ。
琉惺の人生を…
私みたいな女が
これ以上狂わせてはいけない。
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