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よし!隼大先輩に渡すぞー!
多分これが隼大先輩の水筒・・・・・
絶対渡そう
「あっそこの新しいマネージャーさん、ちょっともらうねー」
そう言ってきたのは女の先輩
たぶん・・・・妃菜先輩だ
そして隼大先輩の水筒もちゃっかり持って行った
「はああ」
「おめー何ため息ついてんだよ。早くくれ」
「そうだよ、柏木ちゃん。俺らの分」
そう言ったのは将季と田中くん
「はい、お疲れ様です」
「だるそうに言うな、お前早く先輩に配れよ、ほら手伝うから」
「だって顔、分かんないもん・・・・・・」
そう、ホントに分からない
「おい、涼二、半分持て。」
「おーい」
そう言い2人はあたしの半分以上の水筒を持って行った
あたしは先輩の名前を呼び、それでなんとかなった
でも、あたしが一番気になるのは・・・・・・・・・・・・
先輩と妃菜先輩のあの光景
「なあ、真依ちゃん。絶対妃菜さ、隼大狙ってるよね?隼大も好きなんかなー?」
分かってる
あたしでさえも・・・・・・・・・・
あたしもホントはああしたくて
「分かんないです」
「でも妃菜はガチで狙ってると思うけど」
「へえ~」
この光景とこの会話苦しいな・・・・・・・
抜け出したいよ・・・・・・・・・・・・・・・
「先輩、コイツの前でそんな話しないであげてください」
え?
将季?
「なんだよー将季?どーかしたか?」
「あっいや、あの・・・・・変な入れ知恵してるのかなー?と思って」
まっ、変じゃなくて、嫌な入れ知恵ね
「誰だってそうとは限んないだろー?」
「いやー先輩、俺にしょっちゅうしてましたもんねー」
え?
なんかしてそうな、感じだけど・・・・・・・・・・
「まーお前にはしたな~。真依ちゃんには豆知識だよ、豆知識」
「豆知識・・・・・・?」
「隼大と妃菜ができてるかも、少なくとも妃菜は絶対隼大を狙ってるっていうこと」
もう帰りたいよ
あの光景から目が離せないあたしと
先輩のその言葉が強く突き刺さる
「まーそうですね~。あのマネージャー狙ってますね。でも隼大先輩は好きじゃない思いますよ。あの先輩昔から鈍感ですから違うと思いますよ」
将季・・・・・・・
「ふーん。後輩は言うことが違うね~」
「まあ、真依、1年の所行こうぜ!」
「うん」
「ほんじゃー失礼します」
そう言いあたしは1年軍団に向かった
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