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「おっ将季!あっ彼女?」
また・・・・ですか
「あははは、残念。幼なじみ」
「へえ~おもんな~で名前は?」
「柏木真依です」
「へえ~俺戸小折文也」
「よろしくお願いします」
それから自己紹介をした
「おーい、柏木!」
「あっ先輩」
「柏木、早速だけど、これ頼めない?」
「え?」
後ろで妃菜先輩見てるよ?
何か目線が怖いよ~
後ろの人が怖い
「分かりました。やっときます、じゃあこれも」
「はい」
そう言い預かったのはそのプリントと水筒とタオル
嬉しいな~
でもその嬉しい時間は長く続かない
「ねえ、マネージャーさん。何さん?」
「柏木真依です」
ひっ妃菜先輩
「あー柏木さん、その持ってるの全部ちょうだい」
え?
何で?
「え・・・・?あたしこれ先輩から預かっているので」
「隼大でしょ?新人なのにこんなの書かせて、書けないって」
「・・・・・何で最初から決めつけるんですか?やってみないと分かんないじゃないですか・・・・・」
そうだよ、やってみないと分からないし・・・・・
「野球どーせ素人でしょ?もう分かるって、あははは」
何、この人
もう嫌
「あたし、お兄ちゃんからいろいろ野球の事聞いてますし、そこそこ分かってます」
「もーなに?先輩に口答えする気?生意気な子」
何なの?
「あたしは与えられた仕事をやり抜こうとしているだけです」
ほんとうにそれだけ・・・・・・
隼大先輩だから余計に
「へえ~まじめね~でもね、隼大の事は全部あたしがやるの、もー早く貸してよー!!」
もううざい
どっか消えて
「ほかの先輩のことやればいいじゃないですか?隼大先輩にこだわらなくても」
ホントそうだよ
「ほかの先輩?どーでもいいの!早く貸しなさいよ!生意気小娘!!」
こっ小娘
「あたしは生意気小娘なんかじゃないです。柏木真依です」
「あんたの名前なんかどーでもいいのよ!?早く貸しなさいよ!!」
あーもー爆発する~
「もーいい加減にしてください!!あたしが任されたんですからあたしの仕事です!!」
イライラする~
うざい
「もーなんなのこの子!ねー岡崎先輩この子、どうにかしてくださいよー」
は?
先輩頼り?
「なー妃菜、うっせーよ。柏木にやらすから」
「先輩・・・・・・」
「何で?」
「柏木の方がセンスいいから」
へ?
ホントですか?
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