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あたしは紙に目を通す
それにしてもすごいなーこれ
良く作ったと思う
あたしは気づいたことをとりあえず書き込む
「まーいちゃん♪あっ隼大の奴じゃん」
「あっはい。」
「よかったねー!!さっき妃菜ともめてたけどどうかした?」
「いっいえなにも・・・・・・・・」
「まあいいや、あっ真依ちゃんここ抜けてるよ」
えっどこどこ
全然分かんないよ~
「貸して」
それで先輩が書き込む
「ありがとうございます。」
「いえいえ、最近あの子の書いてないんだよね~妃菜が独り占めだから、ほかの人に頼もうとすると、意地でも取りに行くもん、あの子。ほら、拗ねてるし」
うわっ
拗ねてるし
ってかめんどくさっ
この先輩
「めんどくさい、先輩ですね」
「ほんと、困ったもんだ」
そう言い他愛もなく会話をしている間に部活は終了
キャプテンで友里先輩の彼氏である井端先輩が挨拶をし、顧問の先生の話を聞く
野球部もそうだったんだなって思った
「気を付け、礼!」
『ありがとうございましたっ!!』
先生に挨拶
そして最後には
「気を付け、礼!!」
『ありがとうございましたっ!!』
そう野球帽を脱いで言う
あたしは野球部のこういうところが好き
あの紙どうしよう??
隼大先輩に話しかけて渡さないとっ!
「柏木、紙」
「あっ、はいどうぞ」
「サンキュ」
「いえいえ」
すると隼大先輩はのめり込むように紙を見る
お願い・・・・・!
変じゃないかな・・・・・・?
「さすが柏木!すげえな!!」
えっ嘘!?
やったー!!
「ほっほんとですか?」
「いや~俺こんなところまで気づかなかったし、しかもわかりやすいな、ありがと柏木!!これからも任せていい?」
「妃菜先輩じゃなくていいんですか・・・・・・?」
「あーあいつには任せない。そんなんだったら友里先輩に任せるわ、でもキャプテンの彼女だし」
そうですよね・・・・・・・・・
「あたしが彼氏いないからですか?」
バカっ!何聞いてんの、あたし
「いいや、いてもやってたなー」
「ありがとうございます」
認められたような気がして嬉しい
「うんじゃ、気を付けろよ。お疲れ」
「はい!お疲れさまでした!」
先輩は何気に気遣ってくれた
それが嬉しかった
やっぱりあたしはマネージャーになるしかないと思った
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