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「何でしょうか、先輩」
えーっとこの先輩なんて言う名前だったっけ?
「お前、俺の名前覚えてねえだろ?」
えっ?
なっ何で!?
「え?覚えてますよ」
「じゃあ言ってみろ」
はへ!?
どっどうしよう・・・・・・・・・?
「正岡先輩・・・・・・ですか?」
「残念、やっぱおぼえてねーじゃん。村岡だよ、おしかったな」
むっ村岡先輩・・・・・・・
どこかで聞いたことあるな~
「あっそうですね。すいません、村岡先輩。何でしょうか?」
「はい、これ」
「へ?」
渡されたのは、紙
「何ですか?これ」
「見ての通り紙だよ」
だからどうしろっていうんですか?
真っ白なのに・・・・・・・・・・・・
「どうすればいいんですか?」
「えっとなーホームランが誰が打ったかとかを記録してくれ、それでいろいろ調節する。終わったら井端に渡してくれ。まあ真人先輩の妹だから結構できると思う。できたらアドバイス的なの加えておいてくれたら嬉しいかな?じゃあよろしく」
「分かりました」
私は満面の笑みで答える
ゲッ
マネージャーって以外にやること多いんだなって思う。
ユニホームの洗濯とかそういうことばかりと思っていた
でも本当はイメージとは違って意外と大変
強さを追い求める男子の部活ならではなのかも、それともうちの学校が変わってるのかもしれないけど・・・・・・・・・・
「へえ~真依ちゃん、もうこんなの任されてるんだ~」
「あの尋那先輩、それってはやんですか?」
「ん~早いね。やっぱ1ヶ月は任せてもらえなかったな、まあ真依ちゃんは真人先輩とかいるからね。」
ウグッ
お兄ちゃんのこと少しあたしにとってはプレッシャーである
みんなよかれと任せてくれるのは嬉しい
でも家でお兄ちゃんにいろいろ聞かないといけないから大変
よかったと思ったのはお兄ちゃんが家を離れず国公立大学に進学したこと
というか本当に早いんだ
先輩は尋那先輩の事は触れてなかったけど、友里先輩の方が早かったのではないかと思う
「そっそうですね。家帰ってむっちゃ聞いたりしてます」
「いいな~それ羨ましいな~」
「いいや、そうでもないですよ、検定近くなったらきっと相手をしてもらえない」
「まあそうだよね」
少し残念なことは先輩の野球姿だけを見ていられないこと
嫌だな~
先輩の野球姿だけを見ていたいな
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