マネージャーになる

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そして迎えた部活帰り あたしはいつもというか昨日から将季と田中くんと帰っている 将季と田中くんは本当に仲がいいみたいでなんか入る隙が少しない 「柏木ちゃん、俺の事涼二でいいから」 「あっうん」 「コイツのこと真依でいいよ、なんか柏木ちゃんって聞いててぎこちない」 はーもう将季のぎこちなさなんてどうでもいいよ・・・・・・ 「別にいいけど、勝手に言わないでくれる?」 「あーはいはい、すんまそ」 ムカッ 「何がすんまそよ!」 「おーい!将季、涼二、柏木ー!!」 この声は・・・・・・・・ 「隼大先輩!!」 「おっす、柏木、紙」 へ?紙? 「ほえ?」 「ほえ?じゃねーよ、ばーか、紙は?」 かっ紙・・・・・・・・ 「あっ!すいません!!えっと・・・・・・これですよね?」 「そう。それ、サンキュ」 そう言い先輩は笑う 「ほんとにごめんなさい」 「まあよくあることだ。気にすんなよ、忘れんぼさん」 「わっ忘れんぼじゃないもん・・・・・・・・・・。」 「はいはい、分かった、分かった、忘れんぼさん」 「だから忘れんぼじゃないって言ってるじゃないですか!!」 「分かった、分かった、ごめんごめん」 そう言い信号待ちをしていたあたしの頭を撫でる 先輩、いじわるです でも最後は頭を撫ででくれる 「なあ、将季、涼二一緒に帰っていい?」 「あっはい、大丈夫です」 「あーよかった!ありがと」 「いえ」 やったー!! せっ先輩と一緒に帰れるの!? 超嬉しい しかも、将季と涼二は2人前で漕いでいるから、後ろは自動的にあたしと先輩 夢にも思わなかった 先輩の隣で自転車を漕ぐなんて・・・・・・・・・ 「なあ、柏木、お前何、にやけてるんだよ?妄想でもしてんのか?」 ぎゃあ あっあたしって顔に出る方なんだ すっ好きな人の前で・・・・・・・・恥ずかしい 「しっしてないですよ」 「嘘だ~」 「してませんってばっ!」 「ふーん。まあいいや」 「先輩も顔にやけてましたよ?」 「嘘付けー!」 「いーや、嘘じゃないです」 「絶対にやけてない!」 「でも少し笑ってましたよ?」 そう先輩は少し笑っていた それが少し可愛かった 「なあ柏木、俺ガチでお前のバレーするところみたことあるから」 まただ 絶対違うのに 「また、嘘つかないでください」
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