僕、柴田です。

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亜也「うるせえな。黙れ」 会長が冷たい声でそう言うと、生徒はビックリするくらいピタッと静かになった。 凄いです…………これが生徒会長のチカラなのでしょうか。 ぽーっとついつい感嘆に浸っていていましたが、 ………………………あ、会長…今耳栓外しましたね………… その事に気が付き、ハッと我に帰りました。 気づけば、定例会は始まっていて…… 陽斗「だからぁー今回、急に転校生が二人もうちの学校に来たんだよねっ!!」 西京「その二人に、いまから檀上に自己紹介をしてもらおうと思います。」 いつのまにか話は進み……… あ………あれれれれれr? なんでもう皆さん…転校生の話をしてるんでしょう……? たしか転校生の事は最後に話すと言っていたのに…… 自分がずっとボーっとしていたという事に気が付かない真白は、困惑しておろおろしている。 そんな時に、書記の八城さんがトントンと僕の肩を叩きました。 八城「ま………しろ………………ステージ……上がって………?」 その言葉に、頭が真っ白になってしまいます。 ぼ……ぼくっ……まだ……何も自己紹介……考えていないのですが……っ!!!! つい後ずさったのだが、 咲真「どしたんだ!?真白!!早く行かないといけないんだぞ!!」 ドンっとぶつかった相手はまさかの咲真くん。 ああ、………僕の逃げ道は完全に閉ざされてしまいましたね…………
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