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「真白さまぁぁぁっっ!!」
「可愛いぃぃぃぃぃ!!」
可愛いなんて……
皆さんのお目めは大丈夫でしょうか…
唖然としてしまう僕は、生徒の皆さんの方を見ていたのですが、
真白「あっ……」
一人、壁に凭れている右京さんと目があって…
右京さんは、微かに笑っていました。
笑った顔……もしかしたら初めてお目にかかったかもしれません…
咲真「まっ…真白!!!見たか!?!?今俺に向かって右京が笑ったぞ!!!」
真白「ふぇ…?」
突然、肩を強く叩かれたかと思うと、横には咲真君がいました。
あ、………咲真くんもそういやあ転校生でしたね。
咲真くんは勝ち誇った様に僕からマイクを奪ってしまいました。
そうですね…
右京さんは、僕に笑いかけてくれたと思ったんですが…
気のせいですよね。
くよくよしている内に、咲真くんはマイクをONにしていました。
咲真「俺は茅野咲真だっっ!!皆は俺の友達だから、俺の事は咲真でいいんだぞ!!!」
よく出るな…と思うほど大きな声で、咲真くんは自己紹介しましたが…
よく誰も喋らないな…ってほど、辺りは静寂に包まれました。
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