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自分の納得がいくまで藤咲くんの去っていった方に威嚇していましたが、
遠くから聞こえる、鬼さんたちの声に止まりました。
ダメですね。
それどころじゃないのです。
僕の夢の、巨大オムレツの為にも、逃げなくては!!
真白はそのまま、声の聞こえる反対側へ歩いていったのです。
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鬼ごっこが始まって、丁度半分くらいが過ぎたか。
第2視聴覚室のソファで眠っていた右京は、部屋の時計を見てふぅ…と息をはいた。
右京「外が騒がしくなってるな…」
この教室は、強姦などに使われていた事が発覚して常に施錠されていた。
その事を生徒たちは知っているため、わざわざこの教室に来るものも探しに来るものも居ないのだ。
だけど、そろそろ人が多くなってきた。
見つかると、いちいち捕まえて欲しいやらうるさい。
それだけは勘弁だ。
右京「チッ…また別の場所探すか…」
そう苛立ちげに呟き、右京はそのまま第2視聴覚室を出た。
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