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言い争ってる咲真くんと自らを親衛隊と言った者たち。
親衛隊とは…?
聞き慣れない言葉に、真白は首を傾げた。
まぁ、右京さんの事を熱狂的に好きな方たちのことでしょう。
止めた方がいいですかね…?
でも、僕部外者過ぎて何を言っていいやら…
右京さんとかいちょを見ると…
すんごくつめたーい瞳を、していました。
かいちょも、慰めはもう必要ないみたいです。
この人たちは止める気がない。そう分かり…
目線をもとに戻した時、
目にしたのは、咲真くんに向かって殺意を向けている男の子。
そして、そんな彼に…焦った顔をして…咲真くんは腕を振り上げました。
何故でしょうか。
どうしてなのでしょうか。
僕はその状況を見て、自然と体が動いてしまっていたのです。
すると、感じる。
痛み。いたい、痛い。
そして、衝撃で倒れてしまいました。
「真白様っっっ!!」
後ろにいる男の子は…僕の名前を知っているようで、また叫ぶように声をあげます。
真白「良かったです…次は守れて…」
良かった。良かったです。
もし次があるならば…
その時は僕が守ると…そう決めたから。
その言葉をポツリと呟き、真白はそのまま意識を失った。
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