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陽斗「はいはーい!じゃあ皆!捕まえた人一人だけになにかお願い事してね!あ、嫌がる事とかはダメだからね!」
西京「私たちから逃げ切った者達へのご褒美はまた後日の集会で。」
何事も無かったかのように閉会式を執り行う。
生徒たちもテンションをあげて歓声をあげるが、一部の者たちは浮かない表情をしていた。
亜也「これで新入生歓迎会を終了する。明日から変わらず勉学に励め。」
いつもの通りに会長の言葉により解散され、生徒会はそのままステージ裏に戻った。
そして、生徒会四人しかいない場所につくと…閉会式の前に問いた言葉を、再度亜也にぶつけた。
陽斗「いったい…何があったの?」
その言葉に、亜也はちゃんと先程の出来事を説明しはじめたのだった。
ーーーーーー
ーーー
真白を抱き抱えて朱里達がいた場所を離れた右京。
彼はそのまま保健室へと向かった。
保健室の先生は他の病院で医者もやっていて、予約もせず保健室にいけば会える…などと言うことはない。
なら何故朱里が保健室へと行かせたか。
それは、右京が手当てになれているからだった。
保健室の扉を開けると案の定、そこは誰も居ない。
仕方がない…な
右京は部屋に入り、手前のベッドに真白を寝かせると、彼の頬の手当てをするための道具をさがしたのだった。
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