波乱の予感

11/16
前へ
/300ページ
次へ
陽斗「………ねえ、これどういう状態……?なんで会長が右京にくっついてるの…?」 やっと真白達に追いつけたのは出口目前だった。 勿論、その時にも亜也は右京の腕にへばりついたままで…… 何のこっちゃな真白と陽斗は目が点になっている。 亜也「コイツがお化け怖いとか幼稚な事ぬかすからっ……俺様がわざわざひっついてやってるんだ…っ!!」 朱里「………亜也、あまり無理な言い訳をするものでは無いぞ」 右京「ほら、出口見えてきただろうが。さっさと離せ」 外の明かりが見えてきたのを確認した途端、亜也は右京から即座に離れて出口へと猛ダッシュした。 続いて他の者達も無事にお化け屋敷を出る。 かいちょがお化け苦手なのは意外過ぎでしたけど、楽しかったです! 真白はお化け屋敷を出た所にいるスタッフさんにお辞儀をして、皆の元へと戻った。(その時にスタッフが真白に見惚れていた事など、真白は気が付いていないのだが……) 空を見てみると、もうそれは澄んだ青から寂しさを感じさせるオレンジと赤に染められていた。 陽斗「もう夕暮れだねぇ……乗り物乗るとしても次で最後だねぇ……」 最後なんて寂しいですね……そう思いながらも、 真白「……何に乗りますか?」 そう尋ねると、 陽斗「勿論、、あれに決まっているよ!!」 そう陽斗くんは可愛らしい笑顔で指をさした。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1422人が本棚に入れています
本棚に追加