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それから、陽斗くんに押されるがまま…
僕たちは僕と右京さん、陽斗くん、委員長、会長の二組に分かれて観覧車に乗りこみました。
この組み合わせも何故か陽斗くんが強引に決めたものです。
……そんなにいいんちょとかいちょと一緒に乗りたかったのですかね…?
そう考えていると、
右京「……………真白、今日は楽しかったか」
外の景色を見ていた右京さんにそう尋ねられました。
真白「はいっ…!すんごく楽しかったです!ジェットコースターもお化けさん達も面白かったです!」
そう言うと、右京さんになでなでされたので
真白「えへへっ……//」
ついつい笑みを漏らしてしまうと、ぴたりと撫でるが止まってしまいました。
右京「……………」
無言でこっちをじーっと見ている右京さん。
その右京さんの手は、頭から僕の頬へとするりと降りてきます。
真白「……?」
右京「………もう、痛みは引いたか。」
真白「へ…?あ、はいっ…!」
右京「…………ったく……何やってんだよ阿保かお前は」
痛みが引いた話をしていたのに、右京さんは呆れた顔でこつんと軽く僕の頭を叩きました。
うう……前に散々怒られたのに……
まだそれは続いてたのですね……
右京「………………お前は……」
何かを右京さんが言いかけた時、
prrrrrrrrr
真白「ふわっ…!?」
ケータイの着信音が観覧車の中に響きました。
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