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真白「……へ……?そうなのですか?」
名前交換ゲームが終わった事、まだ知らない人がいるのでしょうか…?
ん?っと思っていると、
藤咲くんがニコニコと笑顔で僕と咲真くんの元に近付いてきました。
藤咲「咲真っ…!!真白君は放っておいて、あっちに行こう?」
藤咲君らしくない柔らかな笑みを浮かべ、咲真くんの頭をなでる。
陽斗「わーっ…!!藤咲くん咲真くんにデレデレだねぇ…」
苦笑いで、話に入ってきた陽斗くんに僕はうんうんと頷きました。
「………なんであの素敵な方たちの周りにあんな奴が……」
「本当ありえない…キモイのが真白様なわけないのに……」
「まず、右京様にキスしといて、真白様のお顔殴って……本当に最悪」
こそこそと周りで話される声に、僕は気が付く事は出来ませんでした。
それに気が付いた藤咲は苛立つように周りを睨み……
陽斗「………………これは……後々何かおこりそうだなぁ……」
陽斗は苦笑いで、困ったようにそう呟いたのだった。
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朱里「陽斗と柴田はいるか」
全ての授業が終わり、皆がバラバラと帰る準備をしていた時……
朱里が教室に現れた。
「きゃーっ!紫桃様が来られるなんて珍しいっ…!!」
「僕、チョーラッキーかもっ!!」
「何故会計呼び捨てなのだっ!!!萌えるっ!!」
途端にざわざわする周囲に、すぐ気が付いた僕たちは……
いいんちょに連れられ、風紀委員会室にたどり着いたのでした。
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