そろそろ学校に慣れましたかね。

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真白「はふっ…ふっ…やっと着きました…」 もーほんと遠かったのです…! 迷いに迷った真白はようやく生徒会室と書かれたドアの前に辿り着いた。 生徒会室の周りはほぼほぼ学校の重要書類などが保管されてる教師、生徒会用の資料室などしかなく、 それに… ちろっと上を見てみると、廊下の隅々にある何台かの監視カメラ… そして極めつけは、 【この区域に用もなく立ち入る事を禁ず。】 そう書かれた張り紙が至るところに… これも、その…親衛隊の皆さんとかがむやみに生徒会に近付かないように…って事でやっているのでしょうか…? そんなことを考えていたら、 ガチャ と目の前のドアが開いて、目を見開いてビックリしてる凛さんと目が合いました。 ーーーーーー 一方、教室の陽斗と右京は… 右京「あいつ…少し変わったか…?」 去っていった真白に対して、右京はそう陽斗に尋ねた。 変わった。 そんな大袈裟な事ではないが… 陽斗「へへへ…少しずつ、此処に馴れてきたみたいだね。」 表情、言葉…仕草の一つ一つがほんの少し柔らかくなってきてる。 それを尋ねてくる右京。 やっぱりね、気になるんだ右京は。 陽斗「俺がずっと近くに居たからねぇー真白くん、どんどん心開いてくれてるかも。」 わざとそう言ったら、冷たくじろっと見られた。 右京「あいつはそう簡単には心開かねぇだろうよ。」 そしてポツリと呟く右京に、 やっぱり、右京も真白くんが抱える大きな闇の存在に気がついているんだね。 そう思ってから、 自分の事棚にあげて何いってんだか!もぉー! そう少しムカついたから。 言わないでおこうかな…なんて思ったけど、 …相変わらず涼しいその横顔に負けて。 陽斗「ねぇ右京、良いこと教えてあげるよ。」 陽斗はそう言って、柔らかく笑って見せた。
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