そろそろ学校に慣れましたかね。

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ーーー 亜也「やっと来たか。真白」 凛さんに腕を引っ張られ、生徒会室に入った僕ですが… 入ってみるとそこには、生徒会の陽斗くん以外の3人と、理事長がいました。 真白「ふかちゃん…!」 ニコニコしながら手を振ったふかちゃんを見て、つい駆け寄っていきます。 すると、ふかちゃんが手を広げてくれたのです! 真白「ふかちゃん…!」 その胸に飛び込むと… 深沢「ふふっ…つーかまえたっ」 ふかちゃんがぎゅーってしてくれました!! 亜也「………おい」 久しぶりのふかちゃん!ってぎゅーってしてたのに、かいちょがムスッとした顔で僕の制服を引っ張りました。 かいちょも、ふかちゃんとぎゅーってしたいのですかね…? 真白「かいちょ、かいちょもぎゅーってしますか…?」 亜也「……!」 嬉しそうに反応するかいちょ… やっぱりぎゅーってしたかったのですね! 真白「はい!ふかちゃん空きましたよ!良いですよ…ふかちゃんぎゅーってして!」 亜也「………」 バチンッ 真白「うみゃっ!?いっ…痛いのです…」 何故かかいちょにおでこをデコピンされてしまったのです…!! うう…痛いです… おでこを擦っている真白をよそに、 その部屋の皆が亜也に同情した。 深沢「はいはい。真白、じゃあ話を始めるから隣においで?」 話が初っぱなから脱線したことに、深沢が周りを宥めながら本題に入らせた。 亜也「…すみません。…それで、真白がテスト期間だけ生徒会補佐に入ってもらう…とは、どういう事ですか?」 それに、亜也もすぐ真面目な顔に切り替わってそう聞く。 西京「そうですよ!真白くんだってテストはあるでしょう…?」 なのに何故…という生徒会達の表情に、深沢はふっと笑った。 深沢「これを見てくれるかい?」 そして深沢が出したのは… 真白に関する数多くの資料だった。
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