学校改革なのです!

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深沢が提示したのは4つの条件だった。 1、親衛隊の制裁制度を廃止し、制度をしなくても良いような環境作り、制度をつくること。 2、茅野咲真とその他の生徒達との確執を無くすこと。 3、皆が過ごしやすい学校に再構築すること 4、誰一人、退学者を出さないこと。 簡単に、深沢は言ったが…かなり難しいことだ。 そしてその為に彼は真白を生徒会の助っ人としてつけると言った。 期間は、明日から始まるテスト、そしてそのテストの返却などもろもろ込みでテスト終わりの生徒会総会まで。 期間は約2週間。 それが何を意味するか、 亜也「あんっの…くそじじぃ…」 深沢が帰った生徒会室で、亜也の苛立った声が響いた。 亜也「2週間で全てやれってか…」 助っ人の真白の期間。それは深沢から生徒会に対して、2週間で片付けろ。 そう言っているようなものだ。 西京「さっそく…明日に色々作戦などを考えなければいけないですね…」 亜也「明日からじゃ遅いだろ、」 西京の意見を制し、亜也は髪を無造作にかきあげてため息をはいた。 亜也「おいお前ら、風紀を呼ぶぞ。緊急会議だ。」 ーーーーーーーーー その30分後、生徒会室では生徒会のメンツ、そして風紀の委員長、副委員長。 ……そして、真白が集まった。 事の進みように、ビックリしてばかりの真白だったが、その面子を見て更に驚く。 このメンバーが集まったら、恐ろしいほどキラキラです…! そういう気持ちもあり、プラス… この人は誰でしょうか…? 赤い髪の、チャラい緑のだて眼鏡をかけたイケメンさんが居ます。 んー?ふくいいんちょさんですかね…? そうじーっと見ていると… 「ん?なんや?俺の顔に何かついとるか?お嬢ちゃん。」 ニコッって笑われて、そう言われてしまいました……っ!!
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