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真白「右京さん…!」
陽斗「やっぱり来た。もー待ってたんだからねぇ」
現れた右京さんに、陽斗くん以外は驚きました。
なぜ、陽斗くんは驚かなかったのでしょうか…?
そう思ってるうちに、右京さんは空いていた僕の向かい側の席に座りました。
その時にふっと微笑まれて、僕の顔はへにゃって力が緩んでしまいます。
なんか、右京さん…帰ってきてから凄く優しい顔をするのです…!
珠稀「夕霧…のらないわけないって事は…作戦にのる気があるんか?」
僕の情けない顔がなおる前に、珠稀さんは真剣な顔で右京さんに尋ねます。
右京「ああ。」
珠稀「なんや、偉いお利口になったもんやなぁ…あの会長さんに頭まで変えられたんか?」
紫桃「……珠稀。」
急にピリッとした空気に、僕はぎょっとして珠稀さんを見ました。
僕の左隣に座ってる珠稀さん。
僕の右隣の陽斗くんに助けを求めるように顔を向けると、困った顔で苦笑いされてしまった。
どうやら皆の表情を見てる限り、珠稀さんと右京さんはあまり仲良しじゃないみたいです。
いいんちょが珠稀さんを呼んで、止めようとしたのに、珠稀さんは意地悪ーい笑みを右京さんに向けています。
右京さんは涼しい顔しながらも鋭い目線を珠稀さんに向けています。
ど…どど…どうしましょう…!!
真面目なお話ししてたのに、それどころじゃ無くなってしまってます…!
なんで皆もいつもの事のようにしてるんですかぁ…
うう…と困惑して涙目になった時、
左に引っ張られて、そのままポスッともたれるように倒れてしまいました。
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