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状況を把握できないでいると、後ろから伸びてきた腕が僕のからだに巻き付いてきました。
真白「ふぁっ…!」
もしや…!珠稀さんに抱きつかれてるような状態ですか…?
なんとなーく理解してきたのですが、何故こんなことになってるんでしょう…
上を向けば、楽しそうな珠稀さんの顔が見えた。
珠稀「真白くんのおかげで変われた…ってことなんか?」
僕のおかげ…?なんの事だろうと右京さんを見ると、右京さんも挑発的な笑みを見せていた。
右京「お前には関係無い。」
ふっと笑う右京さんに、珠稀さんはついに声をあげて笑い始めた。
珠稀「ほんま…そういう余裕なとこは変わらんねんな。」
陽斗「はーいはい!ストップ!!真白くん困ってるでしょぉー」
珠稀さんの、どこか諦めのような感情に本気でダメなんじゃ…そう思ったとき、
陽斗くんがようやくストップをかけてくれました。
亜也「やっと止めたか。」
宏臣「陽斗、今日は止めるのが遅いですね。」
紫桃「陽斗なりに考えているのだろう。」
凜「でも…まし…ろ…こま…てる」
そして、ずっと黙ってた皆さんはやっと終わったとそれぞれ話し始めます。
なんか、一人焦ってた自分がばかみたいで…
真白「むぅ…」
拗ねちゃいますからね…!!ぼく!!
真白はぷーっと頬を膨らませた。
珠稀「あーはいはい、ごめんなぁ…真白くん。
」
よーしよしと頭を撫でられて宥められる真白。
珠稀「もーやめるから、機嫌なおしてーやぁ…」
な?なんて、同意求められても知りません!
ふんっとしてたら、
怒ってる姿も可愛いなんて何処からか聞こえてきましたけど、ぼくほんとに怒ってるんですからね!
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