学校改革なのです!

11/38
前へ
/300ページ
次へ
亜也「うるせぇな…」 そして最後の会議室では、生徒会親衛隊が集まっていた。 生徒会親衛隊。 生徒会一人一人に親衛隊がありながらも、統制はずっとその4つの部隊が集まってされていた。 そのせいか、上手く統制がとれずに個人で制裁を行う場合が一番多い。 ずっと上手くまとめる事が出来ずに野放しになっており、その上前会長らが親衛隊をセフレのように扱っていた。 そのせいで、今でも親衛隊のイメージの悪さは定着しているのだ。 宏臣「やはり親衛隊は疲れますね」 凜「………ん…」 生徒会の皆はついつい表情を歪めた。 騒ぎ立てる者達を前に、本当に大丈夫だろうかという心配が疼く。 そんな中、陽斗は3人の頭を軽く叩いた。 陽斗「もー…そんな感じで構えるからダメなんだよぉ…ほら会長、普通に静かにするようにお願いしたら大丈夫ー!」 ね?と笑う陽斗に、亜也はふぅ…と一息ついてから、 亜也「黙れ。俺はお前達とちゃんと話がしたいんだ」 少し声をはってそう言えば、 ……あっという間に静かになった。 優木「生徒会の皆さま、なにか俺たちに御用があるんすか?」 そして一人の生徒が言葉を発した。 明らかに親衛対象にまわりそうな顔の整った奴だった。 こいつ…誰だ…? 親衛隊として居たのだったら、必ず目をひく奴だろうに… 黒の短髪に高い身長の彼は、そんな生徒会の面子の気持ちを察したのか…慌ててヘラっと笑った。 優木「改めまして、生徒会親衛隊総隊長の優木李緒(ユウキイオ)と言います!」
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1422人が本棚に入れています
本棚に追加